ベネディクト・キャリー著『脳が認める勉強法ー「学習の科学」が明かす驚きの真実』ダイヤモンド社(2015年12月)によると、効率的な勉強法は次のようなものである。

 

「覚える時間」と「練習する時間」の 理想的な比率とは?

 

最高の結果が得られるのは、およそ40パーセントの時間を覚えるのに使った後で暗唱の練習を始める場合です。
暗唱の練習を始めるのが早すぎても遅すぎても、暗唱の精度は低くなります。年長の生徒になると、覚えるのに使う時間の割合はもっと少なくすむようになり、全体の3分の1前後となった。「読む時間と練習の時間を最適な割合で使ったグループの結果は、読むことにすべての時間を費やしたグループに比べて30パーセント近く優れていたのです。
これは言い換えると、『ヘンリー世』の「聖クリスピンの祭日の演説」を最短で暗唱できるようになりたいなら、最初の3分の1の時間を覚えることに使い、残りの3分の2を暗唱の練習に使うのが合理的だ、いうことだなのです。

 

最も良い復讐のタイミングとは?

 

ある記事を読んだ被験者に、2カ月後に最終テストを一斉に実施したところ、記事を読んですぐに1回目のテストを受けたグループ(1週間以内にテストを1回または2回受けたグループ)がもっとも成績がよく、問題の約50パーセントに正解しました(彼らは記事を1回しか読んでいなかったにもかかわらず)。
対照的に、1回目のテストを2週間以上後に受けたグループの点数は低く、正解率は30パーセントに満たなかったのです。これは、テストは学びを高める強力な学習テクニックの一つだと実証するとともに、勉強からあまり間隔をあけずにテストしたほうがいいことも明らかにしたのだす。