アメリカで著名な医学博士で、ベストセラーを含む70冊以上の著書があるディーパック・チョプラ博士の著書『Super Brain ー 脳に使われるな脳を使いこなせ最高の人生をあきらめない心のパワー』保育社(2014年5月)によると、「傷ついた脳が自然に治ることはない」などの脳に関する5つの通説は誤りでした。順に見ていきましょう。

 

【通説1】傷ついた脳が自然に治ることはない

脳神経には可塑性があり、神経は環境に応じて柔軟に変化する。過去20年間で発見されたところによると、損傷によって喪失した神経細胞とシナプスが、近隣の神経細胞によって補われ、失われた接続が回復し傷ついた神経ネットワーク細胞が見事に再建されたのです。

 

【通説2】脳の配線を変えることはできない

脳回路は、思考、記憶、願望、経験によって配線をかえるということが分かってきています。脳は、自らを再配線するのです。

 

【通説3】脳の老化は避けられず、脳が若返ることはない

脳内で呼び起こされる思考と感情を常に意識しながら生きることで、何歳になっても上向きの学習曲線を描く道を選択することができる。それは、脳の健康促進にもなり、アルツハイマー病の歯止めにも役立つと考えられています。

 

【通説4】脳では毎日何百万小物細胞が失われ、失われた細胞の代わりは存在しない

身体的運動、精神的活動、社会的つながりによって神経発生が促される。最近の研究では、記憶と学習に関わる脳の主要領域では神経細胞が継続的に新生されており、その工程は。身体的運動、精神的に刺激を受ける活動、社会的つながりによって促進させることができると考えられています。

 

【通説5】原始的な反応(恐れ、怒り、妬み、敵意)が高次の脳を支配している

私たちは自分の感情を自覚することもできるが、自分の感情を無視する選択もできる。最近の研究で、選択の自由は、脳にあらかじめプログラムされた回路によって妨げられることはないということがわかっています。

 

以上、「傷ついた脳が自然に治ることはない」などの脳に関する5つの通説の誤りについて述べました。